より良いアドオンを作るために~pak64の世界より愛をこめて~

pak64において、アドオンを作り出すのは非常に敷居が低い。
それこそ「作りきった」満足感こそ得にくいかもしれないが、
長浜ラーメンの麺ゆがきのようにサッとできるのは
忙しくかつ創作欲も満たしてくれるSimutransの世界は
大変心地いいものだ。

その中でも特に素早くアドオンを作ることが出来る
pak64では、特にシビアなピクセル配置が求められる。
その狭い世界の中で「いかに表現するか」を10年以上悩んできた
途中経過を報告出来ればと思っている。

・狭い面積で特徴を出すには

描く面積が狭いからといって、「pak64じゃ(表現するのは)無理だ」
という台詞を最近よく見かけるが、私はこれが物凄く嫌いだ。
特に車両サイズ・建物サイズになるとそれはありえないように思う。
その理由はその人が持ってる「世界観」に依存した
「キャラクタ作り」が甘いから作れないのであって、
駄々を捏ねているようにしか見えないからだ。
今回はその辺の私なりの工夫をお伝えしたい。

・色がアドオンとしての個性の最大ファクターとなる

人間は見慣れたものに錯覚するという特性がある。
見慣れない形のものがあったら、見慣れたものと見違えるものだ。
だから、より「見慣れたもの」に似せてやれば、表現したいものの個性が出る。
その最大要因は「色の再現度」と「適切な影」だと思う。
前者については写真から色をピックしよう。
ピックした色をHSV系で編集して、目に見えている色と感覚的に
近い色に変換する。
後者についてはツールの補助を借りるか、微調整を繰り返せるように描くかだろう。
幸いsuiteFX4というツールが今年完成した。このツールを使えば、
影の強さは自由に操作できる。
微調整を繰り返す前提を考えれば、あまり細かい描き込みは
最後まで取っておくべきだろう。
とにかく色を置いてみて、徹底的に比較するべきだ。
その拘りが完成度を大きく左右する。

・灯火配置が明暗を分ける

影をつけ切る前にやって欲しいことがある。それは
灯火類の配置を早めに決めることである。
この灯火の位置は非常に厄介で、明度彩度の調整が効かないため
仕上がりに大きく影響してしまう。
しかも有彩色なので早めに考慮に入れておきたい。

また灯火は「適度に省略」することも重要だ。
省略せず、全てを描き切ると、形が崩れ、錯覚が弱まってしまう。
特に斜め方向の奥側の灯火は描かないことも考慮に入れておくと
仕上がりの顔がグッと締まるように思う。

・姑息な技を並べても出来ることは限られる

手をつけたら走り切る勢いで描ける人間はごく少数のように思う。
私なども学生時代の描き溜めた経験あっての現在だ。
未だに言葉にできない感覚に頼る部分も多い。
それ故に定量的な「よくなる」レベルが評価できない。
ただ、いつの時代も案ずるより産むが易しで
作ってみないと分からないし、作ってみてわかることも多い。
最近はSNSも発達してアドバイスも貰いやすくなっているので、
以前よりもスピード感をもってアドオンを作る環境が整ったように感じる。
より良いアドオンを作るのに人の意見は大変貴重である。
クローズドで描かれている方にもぜひオープンにしたくなるような
そんなアドオン作り環境を育てていきたいと思う。

まだまだやり足りないことがたくさんあり、
その途中での思いなのでいつまでもこのままじゃない可能性が高いが
ここで一区切りとしたい。

日々がマンネリに感じたら、何かを作りたくなったら
Simutransのアドオン作りに手を出してくれると幸いである。
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一般
投稿者: Takamaro
投稿日時: 2019/12/11 17:50, 最終更新: 2019/12/11 17:50